ノートルダム清心女子大学 附属小学校

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清心小学校の日々の記録 清心小学校の日々の記録

春のオープンスクールの質問に答えて

 オープンスクールにご参加くださった皆様、お疲れさまでした。
 授業公開と施設見学、学校説明会に続いて、個別に質問を受けたり、国際コースや保護者会担当者との相談コーナーを設けたりしましたので、多くの質問については、そちらで回答させていただきました。
 アンケート用紙にあった質問について、いくつかお答えします。
 

 痛ましい事故や事件があったので、登下校の安全対策について質問がありました。
 無差別な殺傷に対しては、これまでの防犯教育やパトロールで予防できる範囲を超えているため、決定的な対策が見当たらないのが現状です。
 事件のあった翌日、岡山でも、刃物を持った不審者に高校生が追いかけられる事案が起き「模倣犯」に対する備えは当面必要と感じて、登校時には、事件翌日から通常の交通指導に加えて、警察官と大学警備員が正門・通用門等で見守りをしていました。
 大人の目を増やしていくことは必要ですが、広範囲、遠方から通学してきている現状には、学校だけでは到底対応できませんし、関係機関や保護者の皆様と連携して取り組んでいくしかないと考えています。
「登下校は、徒歩か交通機関を利用する」ことが基本となっていますが、登下校が保護者の責任の範囲でもあることから、安全のために、近くに駐車場を借りて自家用車で送迎するご家庭があることは承知しています。
 安全のための取り組みとしては、1.情報の収集と確認 2.必要に応じた保護者の送迎 3.自分で自分の身を守るという意識の徹底 などを行っています。

 ボランティア学習、プログラミング学習、職業体験などを是非やってほしいというご要望がありました。
 現在、小学校の現場は、2020年度からの外国語の教科化とプログラミング教育開始の準備に努力しているところです。少し前には、道徳の教科化の対応がありました。世の中で問題・課題が生じる度に、その対応策として、教育現場に様々な「・・教育」が持ち込まれてきました。食育、防災教育、情報教育、金銭教育、命の教育、ESD教育・・・
 教えるべき教科の内容が減らない中で、ビルドアンドビルドをこれ以上続けていくと子どもたちも先生たちも疲弊してしまい、働き方改革にも逆行してしまいます。
 学校で本当にやるべきことは何か、本校で特に重点を置いて取り組むことは何かを考えて進むことが求められていると感じています。

2019年6月11日

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