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暖かな気候になると自然の動きも活発になります。新学期の準備に忙しくしているうちに、玄関付近の草がずいぶんと伸びていることに気付きました。午後から少し時間を作ることができたので、草抜きを始めました。
しばらくすると下校時刻になり、子どもたちの姿が見えてきました。「さよなら」と声をかけたりしながら作業を続けていると「先生、手伝いましょうか。」と思わぬ声がかかりました。「いいけど・・」
6年生の男の子たちが横に来て、草抜きを手伝い始めました。そのうちに女の子たちも手伝いに加わりました。制服姿なので汚れないか心配していましたが、特に気にかける様子もなく「きれいになると達成感があるよね。」といいながら、どんどんきれいにしてくれました。おかげで半分の時間で終えることができました。抜いた草を袋詰めするところを手伝ってくれた人もいました。
本校では人のために働くこと、人のために時間を使うことが自然にできるようになってもらいたいと願っているので、とてもうれしい気持ちになりました。
もしかすると「ただ草を抜くのがおもしろかったから」とか「やることが特になかったから」という理由で手伝ってくれていたかもしれません。また、ほめてもらいたいという動機があったかもしれません。でも、動機には特にこだわらなくてもいいと思っています。最初は気が進まなかったけど、やってみて喜びを感じ、次もチャレンジしてみようという気持ちにつながっていくということもあるでしょう。
心を育てることと行動を起こすことが一体となるように、きっかけづくりも必要だと感じたところです。