ノートルダム清心女子大学 附属小学校

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修学旅行Part2「本物に触れる」

 10月のPart1に続いて、2月9日に修学旅行Part2としての行事を行いました。
 今回のテーマは「本物に触れる」です。日本の伝統文化である「能楽」の体験にでかけました。
 新しくできたRSKの能楽堂の舞台で、観世流シテ方の14世・林宗一郎先生から、直接指導していただくことになりました。
 事前に学校でも、基本的なことを学んで出かけました。

 まず、江戸時代から続く能面について話をうかがいました。
 由緒のある能面をたくさんご用意していただき、実際につけてみました。
 お面は角度によって表情が違って見える気がしました。見る人の想像の中で表現が広がっていくもののようです。
 お面は思った以上に視野が狭くなることが分かり、演じるのはかなり難しいことも分かりました。

 さっきまでふつうにお話をされていたのに、衣装を着けるとたちまち源平合戦の平知盛に変身。
 舞をご披露いただきました。本物の迫力に圧倒された瞬間でした。

 衣装にも様々な工夫がありました。
 甲冑に見立てた衣装。町の娘を表す衣装など。
 私たちも、実際に足袋を履いて能舞台に立ってみました。
 檜舞台には足袋。さっそく足袋を履く練習したけどなかなか。

 今回の体験を通して、林宗一郎先生の能楽を通して深められた伝統文化への畏敬の念、そして、能楽に対する思いや生き方についても触れることができました。
 何か月もかけて稽古するにも関わらず、決して「完成はない」という言葉に厳しさを感じました。
 舞台に立つまでに、多くの方によって支えられていること、能楽が始まった当時の平和への願いなど多くの大切なことをお聞きすることができました。
 自分のまわりにある素晴らしいものに気付くことのできる人に成長していきたいと思いました。
 林先生ありがとうございました。

2021年2月10日

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