ノートルダム清心女子大学 附属小学校

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生と死の授業5年「限りある命」

 コロナの感染が不安な中、今年も講師のお二人においでいただき、大学の広いホールを会場として、「生と死」に関する授業を行うことができました。
 5年生のテーマは「出会いと別れ」です。限りあるからこそ命をどう生きるかが大切であることに気付いていくものです。音楽療法士を講師にお迎えして、音楽を通して命について考えていく授業を毎年続けています。
 授業後に子どもたちが書いた感想文の中から、子どもたちの心に何が響いたかをお伝えしたいと思います。
 まず、音楽に力があることをあらためて実感した人たちが多かったようです。
「人の中にもリズムがあり、音楽は心のリズムを整えてくれるものである。」
「音楽には人を助ける力がある。」
「音楽は本当に薬みたいだと思った。」
 また、多くの子どもたちが、「くものうえのハリー」という物語を通して、人は涙を流すことでストレスを発散できることを体験したようです。
「私は今まで感動して泣いたということはなかったけど、音楽を添えてゆっくり読むことで自然に泣くことができました。」
 昔飼っていたペットのことを思い出した人も多かったようで、生き物との時間を大切にしたいと思いを新たにしたようです。なるほど、今回講師はお二人とも「感涙療法士」という肩書をお持ちであることがよく分かりました。
 命は、なくなってほしくないとどんなに思っていても、いつかは必ずなくなっていくものであり、命=時間ということを考えると日々の時間を大切にしたいと実感する機会になりました。

2021年9月1日

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