ノートルダム清心女子大学 附属小学校

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清心小学校の日々の記録 清心小学校の日々の記録

長崎に出発しました。修学旅行の始まりです。

 本校では創立以来、修学旅行として信州方面に出かけていましたが、50周年の節目に行き先を長崎方面に変更することになり準備を進めていました。そして、いよいよ今年がそれを実施する年になりました。
 長年にわたって経験と実績を積み重ねてきた旅を一新するということで、夏休みに下見を終えているとはいえ、子供たちとともに活動してみなければ分からない部分もあります。その意味で、今回は新しい修学旅行の歴史を作っていく役割も担っていました。
 元気に岡山駅を出発し、いよいよ新しい旅が始まりました。
 博多駅で新幹線からバスに乗り継ぎ、平戸に向かいます。

 1日目は、キリスト教をテーマに平戸に点在する南蛮貿易の跡や教会を散策しました。グループごとに地元のガイドの方がついてくださり、歩きながら子供たちの質問にも答えてくださいました。山の中にある立派な教会は、地元の方々が生活を切り詰めて、資金を出し合って作り上げたものであることをお聞きしました。聖堂の中では、西日に照らされて輝くステンドグラスが印象的でした。

 お世話になったガイドさんたちともお別れして、本日宿泊する「平戸海上ホテル」に向かいました。夕方の海はキラキラしていて何とも美しいです。今日の夕食は、そんな海の見える会場でいただきました。
 これまでの信州の旅は山が舞台でしたが、新しい長崎の旅は海が舞台といえるかもしれません。
 ホテルの施設や男子の部屋の雰囲気、そしてリーダー会の様子も送ります。
 

 2日目の朝です。天気は良さそうです。青い海と空がとてもさわやかです。
 朝食の前に、昨日のリーダー会で話し合われたことが発表されました。1日目に学んだことを生かして行動していくことが今日のめあてのようです。
 到着や出発の式も、ホテルの玄関を出て、海をバックにした広場で行いました。

 2日目の今日の主な活動は、まず「カステラ作り」です。
 「カステラランド」という工場に出かけ、クラスごとにグループに分かれて活動が始まりました。B組はまず昼食をいただいてから、長崎名物のカステラ作りと工場見学に取り組みました。衛生面で厳重に管理され、部屋に入る前に、みんなマスクとキャップとエプロンを身に着け、手を消毒した後に、エアーでほこりを落とす小部屋に入って、ようやく入室できました。
 材料を混ぜ合わせる過程で、1本のカステラの中に、砂糖などの材料がどれくらい入っているかがよく分かったようです。
 先にカステラ作りを済ませたA組の人たちの分が焼き上がって出てきていました。B組の分と合わせて、来週岡山に届けられるのを楽しみにしておきたいと思います。

 本日2つ目の大きな活動は、平和をテーマにした学習です。
 平和公園に移動し、平和記念像の前で、これまで学習してきたことと合わせて、私たちにできる平和への取り組みを、祈りとして捧げました。
 地元の小学生たちもたくさん訪れていました。ガイドさんから「原爆落下中心地碑」など平和の願いが込められた様々なモニュメントの説明をしていただき、各グループごとに原爆資料館での見学を行う中で、被爆地の平和への強い思いと祈りを感じることになりました。

 さて、2日目の夜は、ハウステンボスのそばに宿泊します。
 一般のお客様といっしょに宿泊することと食事がビュッフェ形式であることが、これまでの修学旅行と違う点です。
 大人数が同時に限られた時間の中で、それぞれが必要なものを自分で選んで食べるということは、思ったよりも時間がかかるものでした。並び方や採り方にさらに工夫ができそうだと感じたところです。
 そして、今日はみんな2~3人部屋です。最後の夜もそれぞれ工夫して楽しい時間を過ごしているようです。

 最終日の3日目は、ハウステンボス内での英語活動から始まりました。
 それぞれのグループに一人ずつ外国人の先生が入って、挨拶や自己紹介、好きなものを英語で答えたりして、会話を楽しみました。みんなでゲームをしたりしているうちに、あっという間に時間がたちました。
 英語活動の後は、グループごとにハウステンボスの園内にそれぞれ出かけて行きました。広い敷地なので、方向が分かりにく、限られた時間内で目指す施設に行くには、メンバーの協力が必要です。
 決められた昼食会場に、何とかみんな集まってくることができたので、安心しました。集合時刻まで、それぞれ楽しく過ごせたようです。
 後は、岡山に向かって帰るだけになりました。

2019年10月9日

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